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2021年7月19日に和歌山県で実施した寄鯨調査事業について(Y21-002)


2021年8月27日
指定鯨類科学調査法人/一般財団法人 日本鯨類研究所
一般社団法人 日本水族館協会


1. 調査の概要

2021年7月18日(日)、ドルフィンリゾートが太地町大字森浦字本浦に漂着した鯨体を発見。 鯨体はその後自然離岸した。 付近にイルカの飼育施設があり、これらへの汚染及び破損防止のためドルフィンリゾートが鯨体を移動し、付近の防波堤に鯨体を係留した。

7月19日(月)に和歌山県農林水産部水産局からの依頼により、寄鯨調査事業として調査を実施することとなった。 同日、下記の調査団が太地に赴き、太地町が鯨体を係留地から太地町旧市場跡に移動後、調査団が鯨体調査を実施した。 調査終了後は、産業廃棄物として処理した。


2.調査団構成 (下線は総括調査員)

日本鯨類研究所 田村

太地町立くじら博物館 稲森・中江・富田・渡辺・荻原・平松

ドルフィンリゾート 石川


3. 当該鯨の情報(Y21-002)

鯨種名 ミンククジラ(形態学的、DNA鑑定により確定)

体長 6.02メートル

性別 雄


4. 採集標本一覧

・水晶体(左右)

・精巣(左右)

・鼓室骨、グローブフィンガー(左のみ:耳垢栓は形成不良)

・脂皮(背鰭直下中央)

・その他


5. 調査の様子(写真)
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写真1. 7月18日 太地町森浦湾内にて係留中の鯨


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写真2. 7月19日 係留場所から太地町旧市場に移動、調査


本件に関する問い合わせは、 (一財)日本鯨類研究所 田村(090-3216-4594;[email protected]) または、(一社)日本水族館協会 挟間(080-8831-4010)まで


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